ゼミ活動は、概ね次のような内容とスケジュールで進みます。
2年生秋学期 | 3年生春学期 | 3年生秋学期 | 4年生春学期 | 4年生秋学期 | |||||
プレゼンテーション | 10分程度のショート・プレゼンテーション | 10分程度のショート・プレゼンテーション | ISFJ論文のプレゼンテーション練習 | 30分程度のロング・プレゼンテーション | 30分程度のロング・プレゼンテーション | ||||
ディスカッション | 随時 | 随時 | 随時 | ||||||
共同研究 | テーマ設定 ゼミ合宿 |
論文執筆 ゼミ合宿 |
論文執筆、ISFJでの発表 | WESTでの発表、学術誌への投稿(予定) | |||||
卒業研究 | テーマ設定・論文骨子の作成、中間論文の執筆 | 最終論文の執筆、 論文のコンテストへの投稿、 パスブレーキング賞決定 |
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国内外での発表 | 論文投稿 | 発表 | |||||||
サブゼミ | 随時 | 随時 | 随時 | 随時 | 随時 | ||||
SA | FYE1年生の サポート |
4年生ゼミのサポート | 3年生ゼミの サポート |
2年生ゼミ、3年生ゼミの サポート |
プレゼンテーション
ゼミ生には、各自、自身が追求したいテーマを1つ決めて頂きます。毎週、プレゼンテーション担当者と司会者を決めて、自身のテーマについて、プレゼンテーションをしていただきます。そして、それを、論理性、新規性、プレゼンテーション資料の出来映えなどの観点から、上級生も交えゼミ生全員で議論・評価します。プレゼンテーション担当者は、コメントを受けてプレゼンテーション資料を修正すると共に、次回のプレゼンテーションでさらに深掘りするための準備を始めていただきます。なお、プレゼンテーションの時間は、2年生、3年生は10 分程度の比較的に短いもの、4年生には30分程度の長いものになります。
ディスカッション
共同研究が一段落した3年生秋学期から、学生同士のディベートや、ゲストスピーカをお迎えしたディスカションを開始します。三好ゼミでは、これまで社会の様々な分野で活躍されている方々を、ゲストとしてお迎えしてきました。
共同研究
学生の皆さんは、小学校入学以来これまでの間、自分一人で勉強をし高得点をとることを良しとしてきたと思います。しかし、社会に出ると、一人で仕事をして一人で評価を受けるというようなことは、研究者にでもならない限り、まずありません。ほぼ全ては、チームによる活動となります。この共同研究の目的は、もちろん論理的な思考力を涵養することにありますが、もっと大事な目標は、チームワークの苦労と喜びを知ることです。各人は、チームの中での自分の役割を認識し、その役割を果たすためにはいかなるスキルの獲得が必要なのかを認識する必要があります。また、絶えず、他のチームメンバーの動きに目配せし、同期をとりながら役割を果たしていく必要があります。そして、チームワークは、面倒なことも多いけれども全体が上手くワークすれば一人では決してできないような大きな仕事ができることを身をもって体験して頂きたいのです。さらに、チームメンバーだけで解決できない問題に直面した場合は、異分野で活動する組織や人との関係づくりが重要になります。学部学生にはハードルの高い課題ですが、こうした関係作りにも挑戦していただきたいと思っています。こうして苦労して仕上げた共同研究の成果は、ISFJ日本政策学生会議で発表を行っていただきます。
なお、この共同研究は、言うまでもありませんが、授業時間内だけの作業で完結させることはできません。各グループは自主的にミーティングを開き、また、各人は、自身の役割を果たすために自宅で作業する必要があります。
3期生教育研究班のZoomミーティング(2020年撮影、ミーティング終了後撮影のため少々気が緩んでいます)
卒業研究
卒業研究演習Ⅰ&Ⅱ(4年生)では,演習Ⅲまでのグループ研究の成果を踏まえ,当該論文での各人の担当部分をさらに深めながら、或いは、新たに研究テーマを設定して、個人として論文を執筆していただきます。論文は、卒業論文(単位登録)、ゼミ論文のどちらの形態でもかまいませんが、できるだけ卒業論文として執筆することをお奨めします。2023年度からは卒業論文・ゼミ論文から、革新的で後輩の研究の参考になるような野心的な取り組みをした研究を、パスブレーキング論文として表彰することにしています。さらに、2024年度からは、意欲的で優秀な卒業論文・ゼミ論文については、論文コンクールに応募していただく予定です。
国内外での発表
共同研究の成果は、ISFJ日本政策学生会議で発表していただきます。また、2024年度からは、ISFJでコメンテータからいただいたご意見に基づいて論文をリバイズし、それをWESTに投稿・発表していただく予定です。さらに、この共同研究の成果は、『同志社政策科学院生論文』に投稿し公表していただきます。この他、優れた論文については、国内外の様々な場で発表していただく機会を設けます。
サブゼミ:スキル別トレーニング
ゼミの授業時間は、プレゼンテーションや共同研究に重点を置いているため、研究に必要なスキルのトレーニングは、授業時間外に、サブゼミとして実施しています。サブゼミの内容は、共同研究や卒業研究に応じて決めていきますが、2023年度はEXCELとRのトレイニングを実施しました。2024年度からは新規にPythonも加える予定です。
SA(スチューデント・アシスタント)
共同研究で主導的な役割を果たしたゼミ生には、下級生のゼミに参加し、下級生のプレゼンテーションや共同研究にアドバイスをしていただきます。1年先に進んでいる先輩の助言は、苦労の最中にある下級生にとってはとても貴重なものです。また、上級生にとっても、下級生へのアドバイスは、コメント力を醸成する貴重な機会になります。